ひじきに含まれる栄養素
カリウム
カリウムはナトリウムの排出を促進する作用があり、過剰な塩分摂取による血圧上昇を抑制するのに役立ちます。日本人の食生活では塩分摂取量が多くなりがちですが、カリウムを適切に摂取することで血圧のバランスを整えることができます。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、成人男性のカリウム推奨摂取量は3,000mg、成人女性は2,600mgとされています。ひじきは100gあたり約6,400mgのカリウムを含むため、効率的なカリウム摂取源となります。ただし、乾燥ひじきは水で戻すと重量が約10倍になるため、実際の摂取量に注意が必要です。
ひじきを食事に取り入れる際は、味噌汁や煮物、サラダなどに加えることで手軽に摂取できます。特に、減塩食を意識する際にカリウムを含む食品を意識的に摂ることが重要です。カリウムは水溶性のため、ひじきを調理する際には煮汁も活用すると効果的です。
カルシウム
ひじきはカルシウムを多く含む食品の一つであり、血管の収縮や拡張を調整する働きがある。カルシウムの不足は高血圧リスクを高める可能性があるため、適量の摂取が推奨されている。
マグネシウム
マグネシウムは血管の弛緩を促し、血圧を正常に保つ役割を担う。ひじきにはマグネシウムが多く含まれており、高血圧の予防や管理に貢献する栄養素として知られている。
